2018.02.27 Tue
ダイレクト出版
To: ダイレクト出版のみんなへ
From: 小川忠洋
これがウチの文化であることは
今更、説明するまでもない。
これに関して、いまさら、
みんなも新しく聞くことなんてない
って思っていると思う。
自由と責任、その文化がみんなの働き方、
っていうか身体に染みこんでると......
待てよ。
ホントにそうか?
最近、時々感じるのが、
自由と責任の「自由」の部分は
みんなに伝わっているけど
「責任」の方は、実際、どーなんだろう?
ということ。
ウチには「責任を果たす心構え」を
持った人は、たくさんいる。
てか、ほとんどの人が、そうだと思う。
それはそれで素晴らしい♪
でも、「責任を追及する」文化は、
とても薄いように感じる。
ここで言う、「責任」とは、
「実行責任」と「説明責任」を言う。
「達成責任」ではない。
つまり、何かの仕事をやって、
何かのプロジェクトをやって、
そこで設定した目標を、是が非でも
絶対に達成しなければいけない、、
という事ではない。
それに対して、「実行をする」こと。
つまり、与えられた仕事を
しっかり果たすことへの責任。
それから「説明責任」とは、端的に言えば、
自分の行動を説明すること、
それから自分の持ってる情報を伝えること、
に対する説明責任。
もっと端的に言えば、例えば、
とある目標なりタスクなりを設定したら、
それが達成できなかった時
「なぜ、達成できなかったか?」
実行できなかった時
「なぜ、実行できなかったか?」
を追求する文化が薄い...
一見、これは上司が部下を
詰めているように見えるので、
部下の立場からすると、
ちょっとイヤな経験かもしれない。
けれども、
本質は何も詰めているワケではなく、
「原因を探求」しているわけで、
その原因があるのなら、
「次回はどうするか?」という事に
活かすことができる。
それが薄いってことは、ウチでは、
問題の原因をほったらかしにして、
行動・行動・行動っていう
スタイルになっちゃってる
って事じゃないか?
(なんかコレってバカっぽくね?)
これは、あるブランドマネージャーから
聞いた話だが、(彼の元では人が育つので、
「何をやってるの?」と聞いた)
とにかく「なぜできなかったのか?」
という事を追求していると。
つまりは、説明責任を追及しているようだ。
部下にとってはそれは、決して
心地よい時間ではないけれど、結果的に、
どんな「要因」が良くなかったのか?
次はどうやればいいか?
というのが分かってくるんじゃないかな。
本当に良い上司は
部下から好かれる上司じゃない。
部下から尊敬される上司だ。
さぁ、みんなも
「説明責任」について考えてみよう。