2017.12.04 Mon

ダイレクト出版

失敗から回復する力

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From: 小川忠洋


先週、Direct NOW!で

高木君の記事を読んでたら、

サッカーの本田の番組の話が出てて、

興味があったのでちょっと見てみた...


それは、本田と

Jリーグのチェアマンの対談。


すごく参考になったのは、

Jリーガーでも、本田みたいな

スーパースターになったプレイヤーと、

消えていなくなったプレイヤーには

どんな違いがあるのか?


という事を、チェアマンが

あらゆる選手をあらゆる切り口から調べて、

ちょっとしたデータベースを作ったそう。


んで、めちゃめちゃ意外な発見をした。



おれはてっきり、

本田って天性の才能を持ってて、

生まれながらのスーパースターだと

思っていたんだけど、

実は違っていて、本田は

技術的には全然ダメだったんだと。

なんでも、ガンバのユースに

上がれないくらいのレベルだったらしい。


「パスを出しても動かない。  

   パス&ゴーの基本ができんのです。

 原因は、体力面や持久力にあって、

 すぐバテてしまうし、

 走るのも遅かった。

 その点でほかの選手よりも

 明らかに劣っていて、

 それが最後まで改善されなかった。」


と酷評されている。


ところが、現在は、

言うまでもなくスーパースター。

そして当時、本田よりも

才能に恵まれていて、

技術的に上手かった人たちは、

いなくなったか本田より格下。


この厳しい世界で生き残って

スターになる選手と、

そうじゃない選手の違いは何か?

ってのをJリーグのチェアマンは、

調査した。


そしたら、意外な共通点が見つかったんだと。


想像つくだろうけど、

それは技術点じゃない。

技術の差は、

あまり大きな影響はなかった。

そうじゃなく、

生き残って活躍している人たちに

共通するのは、


「失敗からの回復力」


だったそうだ。

そのチェアマンはそれを

「リバウンド力」と呼んでいたが、

これはビジネス界隈で

ちょっと前に流行った

いわゆる「レジリエンス」じゃないか。


レジリエンスとは、

精神的回復力。

単語自体は、

弾力とか回復力とかいう意味。


要するに、

失敗や辛い経験から

いかに立ち直れるか?

というのが、

長期的にみると

一番の要素だったみたい。


それで思ったんだ。


ウチの採用基準に

こういうのを入れるべきなのかな?

と...



だって、仕事って

失敗と挫折の繰り返しじゃん?

その失敗や挫折、

1つ1つから成長するのと、

それで砕けちゃうのでは

大きな違いがあるよね。


特に前に話してて

ビビったんだけど、

高学歴の人とかは昔から

「デキて当たり前」だから、

失敗経験があんまりないんだそう。

(おかしい、

   おれも高学歴なはずなんだが、、)


でも、仕事って

「できなくて当たり前」の事の方が

多いワケよね。

そして「できなくて当たり前」の

仕事の方ができた時に、

めちゃめちゃ価値があるし、

成長もあるわけよ。


「できて当たり前」の

仕事をできても、

成長もなければ、

価値も低いでしょう?


そう考えると、長期的には、

失敗から回復する力、

レジリエンスの方が、

大きな影響があるのかなぁ~


なんて思った

今日このごろでした(^^ゞ