2017.06.28 Wed

ダイレクト出版

経営者の仕事

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋


ちょっと前に社内SNSで、


「小川さんには常に夢やビジョンを語って欲しいと思います!

 時々、マネジメントレターでそういう話がありますが、燃えます。」


的なコメントがあったので、少し、考えてみた...


多分、ここで言われたのは、事業的な意味合いだと思うんだけど、、、


よくよく考えて見ると、

事業的な側面よりも、組織的な側面の方が

思い入れが強いんだよね。


つまり、どういう事業をやりたいか?どういう事業を作りたいか?

と言うよりも、

どんな組織を作りたいか?つまりは、どんな会社を作りたいか?

っていう方ね。そっちの方がよく考える。



というのも、事業というのは、

その時、その時によって変わるものだから。

今はデジタル学習コンテンツを扱っているけれど

50年後には、扱っていないかもしれない。

もっと、他のやるべき事があって、そっちをやっているかもしれない。


事業ってのは、そういうもんだからね。

いま、電気自動車つくるって言う事業が華でも、

50年後には、それはもはや、

ほとんど価値を生まないものになってるわけだからね。


事業の寿命は20年くらいじゃないかな?



でも、組織は違う。

組織は、事業を変えながら、延々と続くもの。

そして、素晴らしい組織は、延々と社会に良い影響を与え続けるものだよね。


だから、何をやるか、何を達成するか?よりも、

どう在るべきか?という方が大きなテーマな感じがするんだよね。



そういうわけで、どんな組織を作りたいか?

どんな会社を作りたいかというと、


まずは、働くのに最高の環境で

オレ自身が「ここで働きたい」と思えるような場所。

みんな幸せに働けるような場所。

誰もが責任感強く、有能で、圧倒的な成果を出す組織。

そして、そこで働くことで、成長の機会があって、

入ってきた人の潜在能力を開花させて、

すばらしい人材をたくさん生み出すような組織。


そんな組織を作りたいと思ってるかな。


その組織・会社がなかったら、社会に「穴があく」ような組織ね。


事業を通じて、お客さん、社会に

良いインパクトを与え続けられるような永続する組織。


そして、いつか

「あの会社でおれも働いてたんだ」

って自慢できるような組織。


そんな会社を作りたいかな。

かなりモヤっとしているけど...(^^ゞ



たくさん優秀な人材を出したいね。

やっぱり能力が高くて有能な人材をたくさん出して、活躍してもらうのが、

日本にとって一番いいと思うしね。


たくさん、会社作りたいな。


みんなが Direct Publishing Group を卒業して

会社をスタートさせるサポートして、たくさん会社つくりたいな。



教育は何も、学校だけの専売特許じゃないからね。

会社でも実務を通して、いろんな事が学べるからね。

むしろ、そっちの方が学べるかもしれない。


教育を事業の中心にしたいと思ったのは、

まぁ、好きだからってのもあるけど、

次から次へと有能な人材を育んでいくような永続する組織があれば、

日本はもっともっと良くなると思ったのね。


何らかのプロダクトをたくさん作るよりも、

人材というプロダクトをたくさん作った方が、

日本の社会にはとてもインパクトが大きいでしょ?


そういう組織が作れれば、自分たちの存在が、

少しは社会を良くしてきたと思って、死んでいくことができるなぁ~と。

そして、死んだ後もその組織が良い影響を発揮し続けるだろうな~と。


それが今、自分が生きている社会の

土台を必死で作ってきた昔の人への恩返しになるのかなぁ

自分自身を育ててくれた、親や日本への恩返しかな...

なんて思うんだよね。


そういう事が楽しくできたらいいなぁって思う。



事業的にはやりたい事はたくさんあるし。

そもそも、事業的なことは、みんながやりたい事をやっていくべきだとも思う。


やってみたいアイディアをたくさん試して、たくさん実験して、

事業化していくべきだろう。


将来は、事業は、みんなが作るもんで、

おれが(社長が)何やりたいとか、あまり関係ないんじゃないかと思う。


ただ、そういった事ができる、そういった事を実行可能な組織を作るのが、

この会社の経営者の仕事じゃないかと思う。