2017.06.28 Wed
ダイレクト出版
To: ダイレクト出版のみんなへ
From: 小川忠洋
早いもんで、今週で6月が終わるね。
6月が終わるってことは、
今年の半分がもう終わってしまうってこと...
この半年間どうだったか?
半年前は何をやっていたか?
あっと言う間にすぎたか?ゆっくりだったか?
半年前のことをどれくらい昔に感じるだろう?
ちょっと前の事が、とっても昔に感じるってことは、
それだけ濃い日々だったってことよ...
一方でついこないだに感じるなら、この半年間、
成長する機会もチャレンジも少なかったってことだろう...
成長やチャレンジは、
何も新しいことをやるばかりではないよ。
ここ大切。
成長やチャレンジは、
新しい仕事だけから得るものではないからね。
むしろ、日々のルーチンワークの中にこそ、
日々の繰り返しの中にこそ、
大きな成長やチャレンジの可能性があるのよ。
でも、なんで日々のルーチンワークからは
それを感じる事が少ないかと言えば、
単純に人間は慣れの生き物であるのと、
もう一つは、それが単純に「難易度が高い」から。
新しい事から刺激を受けることは誰でもできる。
しかし、毎日やってる事に刺激をもたらすことは難しい。
新しい仕事だったら、課題はスグに分かる。
毎日やっている仕事は、課題はスグには分からない。
ほとんどの分かりやすい課題は、解決してしまっているからね。
だから、日々のルーチンワークから、
新しい課題を探して、それにチャレンジすることは、
簡単なことじゃないワケ。
しかも、それを5年10年続けるとなると、さらに簡単なことじゃない。
プロの域になる。
だからこそ、プロフェッショナルになる人はほんの僅かなんだろうね。
プロフェッショナルは、毎日のルーチン、毎日の同じ仕事、毎日の日々を
同じことの繰り返しにはしないから。
だから、ふつうの人よりも、「濃い日々」を送っているんだと思う。
「濃い日々」って言う面から言うと、
おそらく、一番大切なことは、自省すること。
つまりは、ジャーナル(日誌)を書く事。
その日、一日を振り返って、
何が良く出来たか?何を改善すべきか?
どんな事を学んだか?何を思いついたか?
今の自分の仕事の問題・課題は何か?
自分がやるべきことは何か?
そして、どうすればもっと良くできるか?
そういった事を、毎日毎日、日誌に書く。
ビジネスガイドの後半にノートがついているのは、
ただ単にメモ帳として使って欲しいだけじゃなく、
こういう日誌をつけてほしいと思ったからだよ。
日誌を書いていると、何というか、
その日の経験や思索が記録されるというか、
記録されるだけじゃなく、身になる、残るって感じになる。
これはやってみないと分からない。
おれも、体調が悪い時とか出張でリズムが崩れた時には、
日誌を書くのを忘れちゃったりする事もある。
そんなときは、振り返ると、マジで何にも覚えてない(^^ゞ
その日に何を考えていたか、いいアイディアとか、問題だと思ったこととか、
マネジメントレターに書こうと思ったこととか、、、
人間の頭の中には、瞬間、瞬間、
火花が散るようにたくさんの思考が飛び交ってるワケ。
けれども、その内容をキャプチャーしてないから、
どうしても、思い出せないのよ。
日誌を書かない日々が、何日間か続くと、
もう、その週、何やったか、何考えたか覚えてない、、
ってレベルになる......
逆に言えば、日誌をつけないって事は、
それくらいの意識のレベルで日々生活してるってことになる。
(恐ろしいわな。)
それじゃあ、学習するのも成長するのも、どう考えたって遅くなるっしょ。
1日1日の経験も、せっかく良い経験しても、身にならないっしょ。
おれなんか、リッチに言われてからというものの、
もう、7,8年はこういう日誌をつけているけど、
今では、これを書かないと、おれの人生が薄くなる...
ってくらいに思っているね。
なので、みんな。
日誌を書いてないなら、絶対に書いた方が良い。
毎日、毎日、考える事によって、知的筋力も鍛えられるから。
そうする事によって、濃い日々、濃い人生を
送る事ができるはずだからね...