To: ダイレクト出版のみんなへ
From: 小川忠洋
昨日は下の娘の入学式だった。
天気はくもりだったけど、桜の花がまだ咲いてて
とてもいい感じの朝だった。
ウチの下の娘は、3月生まれなので
まわりの子たちとくらべて身体が小さく
まだ、小学生って感じがしない、、、
小さい頃は身体が弱く、
熱性けいれんなんかちょいちょいおこして、超焦ったりしてたんだけど、
(まぁどこの子もいろいろあるわね)
そんな子も、もう一年生か、と感慨深い、、
上の子は一つ上で、同じ小学校。
今年から二年生で、入学式では、
新一年生を迎える発表みたいなんをしてた。
考えてみれば、この子も一年前に
同じように入学式を迎えてたわけだけど、、、
子どもの一年というのはすごいなと。
二年生、三年生になると
これから入学するような一年生とは全然違う。
知識も経験も、出来ることもたくさん増えてる。
一年間って思ったより長いんだなぁ
とか思うけど、それは子どもがたくさんの
新しい事、未経験のことにチャレンジしてるからだろう。
ところがこれが大人になると、
失敗したり恥をかいたりするのが嫌で
新しい事にチャレンジせず、、
自分の知ってる事、
やったことがある事に逃げ込んで、成長の機会を逃している...
二年生が一年生と同じことしかできなかったら、マジでやばいでしょ?
でも、なんで大人になると、一年前と同じで「いいだろ」と思ってしまうのか。
成長しなくてもいいじゃん。なんて風に考えるようになってしまうのか。
小学生の例えで考えてみればわかるけれども
成長しないってのは、ほんとにヤバいこと。良くないことなんだよね。
そもそも組織も生き物も成虫するか衰退するかの二択しかないわけで、
「現状維持する」なんてオプションはないわけだ...
ほとんどの人が考えている「現状維持」ってのは、
ホントは衰退で、周りはみんな成長してて
自分だけ取り残されている事に気づかないといけない。
もちろん、ウチには成長志向の人がほとんどだから、
こんな事は無意味に聞こえるかもしれない。
(ちなみに就活の時、ほとんどの人間が会社を選ぶ3つの心理要因は
1.安定 2.世間体 3.成長
なんだけど、ウチに来る人はもちろん成長しかないからね。)
でも、そんな成長志向のみんなでも注意して欲しいのは、
「キツいな」って思った時でも、成長志向を続けられるかってこと。
特に新人なんかは最初の頃は何をやっても成長するわけだから、何の心配もない。
でも、例えば同じ専門職を(たとえばダイレクトマーケティング)を10年も続けて
その分野については、ありとあらゆる事を知ってしまった状態で、
いろんな経験も積んだ状態で、その時点で、
さらに成長させるってのは簡単なことじゃない。
当然だが、成長はすればするほど難しくなる。
月100万円の事業を3倍に成長させるのはとても簡単だが、
月1億円の事業を3倍に成長させるのは、同じ成長でも全く難しくなる。
つまりは成長した状態でさらに成長をのぞむこと。
それが難しくなった時に「現状維持も悪くない」なんて
甘ったれた考えに陥ったら、その組織、その個人は一流にはならない。
成長するか衰退するか。
現状維持は衰退である。
心にとめておこう。
小学生が1年前と同じ事しかできなかったら、かなりヤバい。