2016.12.12 Mon

ダイレクト出版

問題は成長のチャンス

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋


『 大富豪の起業術 ( Ready, Fire, Aim ) の著者、マスターソンが、昔、

『障害は他社を突き放すチャンスだ』

というような事を言っていた。


とっても感心した覚えがあって、

それ以来、大きな障害や問題に対する見方が変わった。


ビジネスをやっていれば、毎日毎日、いろんな問題が起きるわけで。

そして、大抵の人間にとっては、問題や大きなトラブルなどは、

ない方がいいネガティブな出来事。


実際は出来事にポジティブもネガティブもなく

自分が色をつけているだけで、

その「色」の付け方でその人の世界や人生は変わる。


マスターソンのような事業を成長させる人は、

問題や障害に対する「色」のつけかたが普通とは違う。



「そんなの無理」「絶対できない」

なにかやろうとすると、必ずこう言う人がいるが、

逆に言えば、大きな障害があれば、それを克服すれば

他の人にはできなくて自分にしかできないんだから、

それは大きなアドバンテージとなるはず。


「できない」と思った事を「できないまま」にしておくなら、

誰にでもできるわけで、それを「どうやってやるか?」を考えるのが

高度な仕事なわけだ。


だからこそ頭を使う必要があるわけで...

できないままにするなら、頭を使ってないのと一緒だよね。



会社というのは、いろんな問題が起きるもの。

事業というのは、いろんな障害を乗り越えるもの。


社内でのポジションが上にいけばいくほど、

問題が起きる頻度も多くなり、問題の大きさも大きくなる。

逆に言えば、それらをハンドリングできると思われたからこそ、

ポジションが上がっていくもんなのだ。



仕事から問題がなくなる事はない。

難しい障害がなくなることはない。


だからこそ、「問題」や「障害」という言葉に

ネガティブな色をつけない方が良い。「問題」や「障害」というのは、

事業やあなたを成長させてくれるキーポイントとなる場所なんだから...



社長でもマネージャーでもそうだが、

経営という仕事をしていると、一番辛いのは、

「問題が分からない時」つまり「問題がないと思える時」なんだ。


なぜかって言うと、問題さえ分かれば

その問題や障害を克服することにエネルギーを注げるわけ。

どんな問題だって、必死で集中すればなんとか克服できるもの。

そして、それを克服すれば成長するんだ。



ところが問題や障害がない時、

実際には「ない」わけじゃなく「分からない」だけだが、

そんな時は、何をすれば成長するのかが分からない...

という状態になる。

なのでこれは辛いよ。


だから問題や障害を自分から探しにいかないといけない。

もっと改善できるところはないか、もっと良くできるところは、

まだまだできてないところはないか、、、と探さないといけないね。



だからこそ、問題や障害というのは

とってもポジティブな事なんだよ。

建設的で有益なことだと思えるわけ。


あなたも振り返って見てみて。

自分の仕事ぶりに問題や障害はないか?

自分の担当している事業に大きな問題や障害はないか?


それが見つかったら、凹むんじゃなくて

喜ぶべきことだよ!