2016.10.17 Mon

ダイレクト出版

仕事と作業

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋


先週、とあるマネージャーと話してて、

「最近、えらい遅くまで残ってる人たちがいるけど大丈夫か?」

的な話になった。


まぁ、ウチの場合は、仕事時間を管理しない方針なので、

「何時までやれ」とか「何時には帰れ」とかは言わないが、

こないだ、10時ごろまで撮影してたら、その後に、

そのまま残って「まだまだっす!」的な若造がたくさんいたことにはビビった(笑)


自分の意思で頑張ってるならそれはそれでいいんだけど、

部下や後輩は、なかなか先輩や上司が頑張って残ってるのに、

先、帰るってのはできないもんだから、そこのところ、気ぃ使うようにね。



例えば、先輩や上司が残って頑張ってるからと言って

自分も、大してやることないのに残って頑張るって意味はまるでない。

それで成果が上がるんであればいいけど、実際は逆で、

その分、疲れるから、翌日のパフォーマンスに響いて、成果は下がる。


これは、ベーシックス(Direct Publishing Groupで共有する価値観)逆の行動に近い。

何だか、わかるかな?


そう。「内部志向」ってやつ。

つまりは、上司とか先輩、後輩とか社内の人間関係やら何やらを中心に考えるわけで、

それは「内部志向」っていう。


ベーシックスは「外部志向」だから、

顧客やクライアントのためになることだったら重要だけど、

ここに出てきた例ってのは、顧客やクライアントにとっては、

何の意味もないのが分かるでしょ?


だから、こういう事は気にしなくていいし、気にしちゃいけない。


***


一方、夜遅くまで仕事してる件について。


まぁ、ぶっちゃけね。

その心配していたマネージャーも若かりし頃は、

夜、遅くまでひたすらやっていたのよね。


だから、それがダメだぁ!とは言えないんだどね。

きちんと周りに気を使ってやってる分にはいいかもしれない。


ただ、一つ注意しておくと、、

何度も言うように、うちは成果中心だから


「それが成果につながるのか?」


って事をよくよく考えた方がいい。


ぶっちゃけ、おれもそう言う時期があるから分かるけど、

はっきり言って夜遅くまで仕事するのには、2パターンあると思うんだけど、



①1つは、やるべき事が終わらない。

    これは仕方ないパターンで、実務能力を上げるか、

  実務能力が上がっても追いつかないなら、マネージャーの仕事になる


②そしてもう一つは、暇だから(笑)

    こんな事を、社長のおれが言うのはかなり微妙っちゃ微妙だが、

    (おれを含め)仕事人間にとっては、仕事以外のことがつまらなくてしゃーない。

    ゲームのように仕事をするもんだから、面白くて中毒になる。


じゃあ、それ以外のことしたら?と言われても、

ぶっちゃけ、これより面白いことあんのか?的な感じなんよね。

だから、他のことあんまりやってないので、仕事ばっかりになっちゃう。

結果的に、仕事しないと暇になると言う、、、まさかの展開(笑)



これ、おれ今でもそうなんだけど、

例えば家族が、実家に帰ってて留守の時とか、

気がついたら夜中になってることとかよくあるのよね...

無駄にunbounce(ランディングページ作成ツール)

デザインしてたりとかすると、あっと言うまに時間が過ぎてしまう...


んで、おれもそうだから、よく分かるんだけど、

気をつけて欲しいのは、そう言う時の時間


「本当に、パフォーマンス高いの?」

「本当に、成長できてんの?」


ってこと。



多分、みんなもそうだと思うんだけど、

そう言う時って、仕事やってる気にはなってるけど、

おしゃべりが多かったり、やってる事は仕事じゃなくて「作業」だったりする。


例えば、おれの例で言えば、

社長が夜遅くまでunbounceいじってたらダメだろ!

と言う話でしょ(笑)


そして、そんな事して夜遅くなったら、もちろん寝る時間が遅れるから、

睡眠時間が減って、結果的に翌日のパフォーマンス下がる。。。

って事になるわけ。


われわれは、ナレッジ・ワーカーだから、

頭使わないといけないわけよ。

頭脳労働で結果出さないといけないわけ。


んで、頭脳労働で結果を出すんだから、

その頭脳のケアをきちんとしないといけないよね。


プロスポーツ選手だったら肉体で成果出すんだから、

肉体のケアをきちんとしてるでしょ?それも仕事のうちでしょ?

健康的な食事をして、リズムを作って、しっかり筋トレする。



で、ベーシックスで「プロフェッショナルである」って

言ってんだから、われわれも、きちんと「脳」のケアをしないと

いけないわけよ。つまりは、、


たくさん本を読んで、学習して、リズムを作って

しっかりと睡眠をとってエネルギーを満タンにしとく!


脳がしっかりと働けるのって、1日でそんなに長くない。(仮眠すれば増えるけど。)

だったら、パフォーマンスの落ちる時間には、無理に、何かをやるんじゃなくて、

どこかに行って、新しいことを勉強してた方がいいよ。


はっきり言うけど、いくら「作業」をひたすら繰り返しても、成長しないよ。


「仕事」と「作業」は違うから。

もちろん、作業が不要だって話じゃない。

目的を達成するための仕事の中で作業は必ず必要になる。


「仕事」ってのは「この作業を減らせないかな?」

「この作業をもっとスピーディにできないかな?」


って考えるのが仕事。

ただ、作業をこなすのは、作業。

簡単に言えば、脳みそ使ってるか使ってないか。


だから、同じ「タスク」でも

"仕事"になることもあれば、

"作業"になることもある。



んで、何が言いたいかってぇ~と、おれの自己分析&独断では、

ぶっちゃけ夕方以降の仕事は、ほとんど、「作業」になってる。

だって脳のエネルギー空っぽだから。


だから「仕事」をしてるつもりでも「作業」をしてるだけ

ってことが多いんじゃないか?


それだったら、、、

ぶっちゃけそんな事はやめて、

本を読んだり、学習したり

ってことに費やした方がいい。(おれの場合もそう...。)


でも、どうしても作業が山積みで終わらない...

って日もある。

そう言う日が時々あるならいいけど、慢性的にあるんであれば、

それはマネージャーがなんとかしないといけないイシューなので、

マネージャーに報告するのが仕事の第一歩。

マネージャーに報告せずにひたすらやり続けるのが作業の第一歩。


マネージャーの仕事は、仕事の「設計」

メンバーの仕事は、仕事の「実行」


でも、実行しているメンバーがマネージャーに報告しないと、

マネージャーは仕事の「設計」を改善することができない。


ま、結論的に言えば、

「作業」を「仕事」と勘違いんすんなよ!ゴルァ( ´Д`)y━・~~`


と言うことでした。