2016.07.29 Fri
ダイレクト出版
To: ダイレクト出版のみんなへ
From: 小川忠洋
仕事の教え方について、簡単にできる方法をシェアしたいと思います。
この仕事の教え方を実践すれば、非常に簡単ですが、圧倒的に効果がアガリます。
それだけでなく教わるほうも、仕事がよくわかり早く身に付き、
イレギュラーなどへの対応力もつきます。
これは、僕のマーケティング講座とかでも教えてたことなので、
見てる人は知っていると思いますが、
ハーバードの教授、デイビットコルべの学習理論で
「学習の4つのスタイル」
というものです。
この人、人間はどのようにして新しい情報をまなぶのか、
ということを研究しているようです。
つまりこれは、プレゼンなどでもよく使うのですが
人にいかに「情報」を伝えるか、
ということに、非常に役立つ理論です。
結構あらゆるコミュニケーションに使うことができます。
ぜひ覚えておいてほしいのですがそれは何かというと
1. Why
2. What
3. How to
4. What if
と言う4つのステップです。つまり
1. Why ; その仕事をやる理由、目的
2. What ; 具体的な仕事は何か?
3. How to ; 仕事のやり方の手順
4. What if ; 経験、実際にやらせてみる
このような4つのアングルで仕事を教えないと、
本当の意味でその仕事をわかる状態にはなかなかなりません。
例えばよくある話ですが、上の例にも出てきたように、
先輩から「仕事の手順」だけを教わっている場合、
仕事をやる理由など、全体像が見えない状態なわけです。
その状態で仕事を見につけた場合、
わかると思いますが、
実際にやらせてもいないので、
しっかりと4つの側面から教えていれば、単純作業だけじゃなくて、
いわゆる付加価値を生み出す仕事に昇華できるわけです。
順番は多少前後しても構いません。
まぁ前後するって言っても最初の1と2くらいだと思いますけど
つまり、
1. Why ) この仕事は基幹システムに商品を登録する仕事です。
2. What ) 基幹システムに商品を登録しないと、
お客さんが商品を買うことができません。
決済ページへのリンクなども、できない状態なので
まず第一にこの仕事が必要になるわけです。
3. How to ) ①基幹システムにログインしてください。
②上の__のボタンをしてください
③、、、続く
4. What if ) じゃ実際にやってみてください。
というような手順です。
とても簡単じゃないですか?
でもこのとても簡単なステップをふむだけで、
仕事の理解や習熟がまったく変わってきます。
ぼくはプレゼンテーション作るときは、
ほぼ必ずこのフレームワークに沿って作っています。
それぐらい便利で重宝するフレームワークです。
マジで一生使えます。
P.S.
昔、読んだ本ですごくいい本だった
「ザ・プロフィット」
という本の中で、ずっと忘れられない一言があります。
エイドリアン・スライツォスキーという天才が書いた本なんですけども、
ビジネスモデルとか、利益のパターンとか
それとも分析した本だったと思いますが、
メンターと弟子の会話みたいな感じで構成されていました。
その中でメンターが弟子に言った一言が忘れられません。
それは、、、
「できの悪い生徒なんていない。
できの悪い教師がいるだけだ。」
というものです。あなたはどう思いますか?