2016.06.20 Mon
ダイレクト出版
To: ダイレクト出版のみんなへ
From: 小川忠洋
ここのところ、研修でよく話す話があります。
それは「学習の3つのレベル」という話です。
これはアンソニーロビンスのポッドキャストかなんかで聞いたんですが、
非常に納得できるものだったので、みんなにもシェアしたいと思います。
学習には3つのレベルがあると。
1つは知的レベル intellectual
これは要するに、その情報や技術を「知識として知っている」かどうかというレベル。
2つ目は感情的レベル Emotional
これはその情報や知識に感情が紐付いているかというレベル。
つまり、知覚が強く、鮮明に覚えてるレベル。
つまりは、
3つ目はフィジカルなレベル Physical
フィジカルってのは体で覚えてるってことで、
要するに、それが自分の体で「できる」「再現できる」
例えば、スパゲッティナポリタンの作り方を知っているのと、
それが実際に作れるのの違いですね。
料理ってググればレシピがあるわけなのに、
実際に作ってみると、人によって全く違うものができますね。
ウチの嫁のランはケーキ職人なんですが(賞とかも取ってます^^
彼女に言わせると、クリーム一つ作るのでも、ただ単に「混ぜる」と言っても、
混ぜ方、手の動かすスピードなどで全く違うクリームができると。
ふわっとしたクリームを作るにはかなり素早くやらなきゃいけないらしく、
スピードが遅いとどろっとしたクリームになってしまうそうです。
どんな分野にせよ、学習にはこの3つのレベルがあるそうで、
それから言えば、「知っている」というのは、
もっともレベルの低学習だと言えるわけですね。
まぁ、知らないよりはマシなんですが、
ほとんどの人は「知っている」というレベルで学習を止めてしまうわけです。。
「これで完了した」と思ってしまうので。
しかし実際には、それは入り口に過ぎず、
単にナポリタンのレシピを一読したにすぎないわけですね。
(思い出すことすらできない。)
そして、この程度の学習レベルでは、どれだけたくさんの物事を知っていても、
評論家やコンサルタントでもない限りは、あんまり意味がないわけです。
ぼくら実務家はフィジカルに「できないと」意味がありません。
ヘッドラインを書くっつったって、
ヘッドライン講座を見れば大体、セオリーはわかります。
でも、本番で良いものを書ける人は、
フィジカルな練習を繰り返し積み上げてきた人だけで、
そんな人は、全体の数%もいません。
研修でも言いましたが
「わかった」「知ってる」
には大した意味はありません。
大切なのはそれが自分の力で「できる」ようになることで、
実際にフィジカルに「できる」から、
仕事ができて顧客に貢献できて収入も上がるわけです。
口だけ番長にならないように気をつけてくださね(笑)