2015.12.07 Mon

ダイレクト出版

モチベーションはどこから来るか?

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋



良い仕事をしよう。

このモチベーションはどこから来るのか?


野球選手と同じ理屈で行くのなら、

自分の能力を超越することに

モチベーションがあるんでしょう。


しかし、最近思うのは、

ビジネス、仕事の場合は少し違うのかな

ということです。


というのも、能力が高いのに

モチベーションが低いなぁ~という人を

ちょくちょく見かけます。


何でだろうなと思っていたんですが、

最近、ふと思ったのは、それは、


自分のために仕事をしているからではないか。


という事です。たとえば、うちで働きたい

という人の多くは、「自分の成長」を強く望んでいて、

「自立できるスキル」というものを例えば、

学生の採用ページなんかでも押しています。


自分の技術を磨く、能力を磨く

それはとても楽しい事ですが、仕事ができるようになると、

ある程度のところで、モチベーションが落ちてしまいます。


その時に考えるべき事は、

「誰のために仕事をするか」

ということです。


仕事というのは、本来は「他人のために」

する事で、「働く」というのは

「はた」(他)を「らく」にする

と言う人もいるくらいです。


Serviceと言う言葉は、Serve する相手ありきで

成り立つ言葉で、結局のところ他人に向かって

することです。


では自分が働くのは

「誰のために働くのか?」

と言う事を考えた時、モチベーションは

尽きなくなるのではないかと思います。


つまり、自分のためだけだったら

人間そんなに頑張れないけど、

他人のためだったら、無限に頑張れる。

家族や子供を想像すると納得できますよね


と言うのが人間の本質に近いんじゃないかなぁ~

と思うわけです。もちろん、いつも言うように、

自分で自分の面倒見れない人は他人の面倒も見れませんから

まずは、自立すること(能力的に)が大切です。


しかし、自立することができたら、

自分に十分な能力と、技術が身についたら、

その能力を誰のために使うか?


と言うことを真剣に考える時期が必要だと思います。


誰のために仕事をしているのか?

顧客のためだ!と言うのは当然の回答で、

じゃあ、その顧客とは誰だ?どんな人だ?

と言う事を考える必要があるという意味です。


うちは教育事業をやっています。

教育事業は、もちろん現在の顧客の人生の質を上げる

こともありますが、将来の人たちのためにもなります。


先日、台湾に行ってきて李登輝さんや

現地の人に言われたのは、日本が教育に力を入れてくれたから

今の台湾がある。ということです。台湾はアジア諸国の中でも

かなり裕福で、発展している方です。


つまり、教育は未来を作るわけで、

ぼくらは、未来の人たちのために、

仕事をしているんじゃないかと。


少なくとも、ぼく自身はそう考えています。

今の目の前のお客さんもそうだけど、

うちの娘が大きくなった頃に、良い社会に

なっていればいいなと。それに、少しでも貢献できれば良いなと。


そう考えることで、

モチベーションは尽きませんし

もっと良い仕事をしなければ!

と思うことができます。


あなたは誰のために仕事をしているんでしょうか?


今週も、目の前のことに

ベストを尽くしましょう♪