2015.11.09 Mon
ダイレクト出版
To: ダイレクト出版のみんなへ
From: 小川忠洋
先週はマネージャー会議でした。
そこでサポートの松岡くんがとても良い活動を
していたので、シェアしたいと思います。
というのも、松岡くんは新人さんたちを
船井ロジの倉庫に連れて行って現場を見せたそうです。
そこで、実際に船井ロジでどのような作業が
日々行われているか。どんな規模で行われているか。
そういうのを見てきたそうです。
この活動は一見、時間がかかるようですが、
とても素晴らしいことです。
というのも、「現場を見る」ことほど、
ものごとを理解する良い方法はないからです。
※ちなみに、トヨタではよく「現場」「現場」と言われますが、
あれは、一次情報を取るという姿勢から来ています。
トヨタのようなでかい会社になると、部長とかにくる情報は
二次情報、三次情報に余裕でなってしまうわけです
まぁとにかく、「現場を見る」のがなぜ良いか?
理由は簡単ですし、説明の必要もないかもしれません。
例えば、船井ロジで、これこれこう言う事が行なわれています。
と、口頭で説明されたり、文書で説明されれば、人は理解します。
しかし、理解と言ってもレベルがあって、
どこそこの学校でいじめがあるらしい、と聞いて「知る」のと
そのいじめの現場を見て「感じる」のでは全く理解のレベルが違いますよね。
ちなみに人間の脳は「知的」に「情報を処理」する部分と
感情を「感じる」部分は別にあります。そして、どっちが
強いかといえば、「感じる脳」の方が圧倒的に強いです。
(じゃなければ世の中に不倫や浮気は存在しないでしょうw)
現場を見ることは、ただその情報を「知的に知る」だけでなく
その情報を「実感する」ことができるわけです。
「大変だろうな」
「荷物重そうだな」
「腰痛めるんじゃないかな」
「このドキュメントを用意しないと大混乱だな」
などなど、このような事は、知的に考えることは
非常に難しいですが、苦労している人間を見れば、
誰もが瞬時に実感することじゃないでしょうか。
覚えておいて欲しいのは、
人の学習で、「知る」というのと「実感する」
というのは全く違うレベルで違う脳が司ってるという事です。
だから何かを学ぶ時に、どれだけ大量の本を読むよりも、
実際にやってみる、先輩に褒められる、などの方が
圧倒的に学習効果が高いわけです。
もし、「知るだけ」で学習ができるなら、
ぼくは今頃、空手の教本で最強のストリートファイターに
なっていると思います。
が、現実はそうではありません^^;
ちなみに「現場」の中でも
最も重要な現場はどこだと思いますか?
そう。顧客がいる場所です。
顧客がどんな人だとどれだけドキュメントで
説明されるよりも、セミナーに参加してみて、
その人たちを観察する、隣の人と喋ってみる、
ヒアリングをする、、など
このような経験をすることによって
顧客理解が、「知る」ではなく「感じる」レベルで
できます。そして、顧客を知ることにより、
自分の仕事の本質や価値も知ることができます。
いや、知るんじゃなくて、
「実感する」ことができます。
顧客にどれだけの価値を提供できているか?
を聞けば、あなたの仕事の価値を実感できます。
そうすれば、大抵の人は仕事にやりがいや責任感を感じ、
充実した日々を送れるようになります。
逆に顧客のことを知らないと、
自分の仕事に意味を感じることができなくなり、
価値を創る「仕事」がただの「作業」になってしまいます。
そのような人にとっては仕事は生きるための苦役に近くなります。
しかし不思議に思いませんか?
みんな同じような仕事をしているにもかかわらず、
こんなにも差が出るわけですから。
いや、自分の仕事とあの人の仕事は違う。
と思うかも知れませんが、それは小さな会社内の話で
視点をあげて見れば、みんな似たような仕事をしています。
例えば、建設会社の社員と比べれば、うちのみんなは、
同じような仕事をしているでしょう。
同じような仕事をしていても、
ある人はやりがいを持てて、ある人は持てない。
その差は、顧客への貢献を実感しているかどうか?
が、スタート地点ですね。
社外でうちのお客さんと偶然、会って
話を聞いたことがある人はわかると思いますが、
不思議と嬉しい感情が湧きませんでしたか。
自分の価値を知り、感情が動くわけです。
そして、実感をもたらすのは、
現場を見ること、知ること、経験することです。
松岡くんグッジョブ!