2015.10.14 Wed

ダイレクト出版

事業部合宿

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋


先週は事業部門合宿がありました。

事業部門合宿では、参加者がみんなプレゼンをして、

情報を共有し合います。


表向きの目的は情報共有なのですが、

裏の目的は、部門間の壁を取り払うことです

(ま、裏でもなんでもないですが^^;)


ウチのような部門制の組織だと、

必ず、部門間の壁の問題が出てきます。

ちなみにこれ、とても日本的に思えるでしょうが、

欧米でも同じです。英語でsilo(サイロ)問題とか言います。


なのでこれは人間のサガなのですね。

ずっと同じ部門でその部門のメンバーとだけ仕事を

していたら、自部門のことしか考えなくなるわけです。


もちろん、これは正しいことではありません。


なので、サイロ問題をなくすために、

横串のチームを作ったり(PPCチームがよく機能していますが)

このような事業部合宿で横の人間関係を作ったりしているわけです


まぁ、そんなこんなの事業部門合宿なんですが、

率直に言って、今回は、レベルが下がったかな、、、

と思いました。


もちろんとても良いプレゼンをしてくれた人もいますが、

全体としては、内容のレベルが下がった感じがします。


厳しことを言うようですが、

正直、みんな慢心しているのではないか。

と心配になりました。


日常業務の繰り返しなってないか、

しっかりとした問題意識、課題意識を持って、

仕事に取り組んでるかな???


と感じられたのです。

一つ一つの、思考がとても、何というか、

ツメが甘いように感じました。


ぼくらはダイレクトマーケティングの分野においては

日本で最高のチームにならなければいけません。

というか最高のチームになれるはずです。



しかし、現状ではまだまだ

最高には程遠いなぁと感じました。


ぼくは昔、この会社を創る時に、

セールスライターとして日本一になる

ことを目指しました。


しかし、今、その夢は捨てました。

その夢を持っている限り、会社は成長しないし、

みんなを不幸にすると思ったからです。


だから、少なくとも日本一のセールスライターと

言えるような人が、みんなの中から出て欲しいです。

セールスライターに限らず、どんな職種でも、

日本一を目指して欲しいです。


日本で一番___に詳しい人

日本で一番___がデキる人

___をやらせたら誰よりも上手い人

___の思想的リーダー

___の達人


など、そういう人が集まるチームにしたいです。


そのためには、各人が、

日々精進する必要があります。

自分の技術を鍛え、自分の思考を鍛える必要があります。

知識を増やして、より高い仮説を実験する必要があります。


ぼくらは今、とても中途半端な存在です。

フツーよりは良いけど、圧倒的実力を持っているとは、

まだ、言い切れません。


圧倒的実力を身につけませんか。


そのために一つお勧めしたいことがあります。


それは日誌をつけることです。


ビジネスガイドの後半はノートになっていますが、

これ、日誌をつけるために用意したノートです。


日誌とは毎日の自分の振り返りです。

今日、よくできたこと、ダメだったこと、

自分の仕事に対する考え、仮説、検証、反省、分析

などなど、、、


要するに自分で自分をコーチするような感じです。


これを毎日繰り返すと、必ず思考力が上がります。

(経験済みです)ぼくはこの習慣を、もう、かれこれ

5年くらいは続けていますが、過去の日誌は、

思考の繰り返しで、ぼくの宝物です。


人が成長する最も早い手段は

フィードバックを細かく受けることです。

ゴルフのスイングをしていて、

1回振るたびにフィードバックを受けて

調整を繰り返すと、あっという間に上達します。


それを、毎日、自分自身にやるのが日誌です。

毎日、自分の1日にフィードバックを自分ですることで、

より改善サイクルが早く回ります。

つまり、より早く成長するということです。


なぜこの取り組みは成功したのか。

なぜこの取り組みは失敗したのか。


そういった事を、毎日考えて、記録すれば、

必ずあなたの実力を鍛えてくれます。

おそらく誰もが、頭の中ではそういうことを

考えていると思っているでしょうが、頭の中で考えるだけでは

十分ではありません。というか全然不十分です。


明晰に考えるとは、頭でもやもやすることではなく、

紙に書き出すことを言います。


頭というのは、そんなに頼りになるものではありません。

その証拠に、3日前の晩飯に何を食べたか思い出せますか?

結構考えないと思い出せないんじゃないですか?


そんなもんです。しかし、3日前の晩には、

これが食べたい、あれが食べたいと考えて、

実際に食べて、美味しい、美味しいと感じていたんです。


3日前の晩飯がそれくらいですから、

半年前、1年前に自分がやった施策が、

どんなんだったか、なんて覚えてるはずがありません。


なので、日誌をつけてみてください。


そうすれば、知識や経験がしっかりと蓄積します。

そしてより深い思考、より高い仮説を持ち

より早い成長をすることができるでしょう。


一緒に最高のチームを作りましょう。