2015.07.30 Thu

ダイレクト出版

47初デビュー

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋



先週、元スタバCEO岩田さんのコーチングがありまして、、

そこで衝撃的な話を聞きました・・・


ってか、衝撃的だったのは、

ぼくだけだったかもしれませんが、、、

それは何かというといと、なんと、


大企業で課長になる平均年齢は47歳だという事です!(どーーーん!)


まじかと。課長ってのは、うちでいうところの、

ブランドマネージャーくらいの感覚だそうで、

(この点、ぼくは全く無知なのでよくわかりません)

いわゆる"マネジメント職"が課長から上だそうです。


そのマネジメント職になるのが、

平均で47歳って、、、、マジか!と思いました。


なので、岩田さんの本を買ってる主な顧客層は、

40代50代がメインなんだそう・・・


うーーーむ。衝撃でした・・・


いや部下を持ってどうこうって、

もっと若い時期から(せめて30代)やってるもんだろうと、

漠然と思っていたんですが、、、


そんな事はなかったみたいですね(^^ゞ


となるとブランドマネージャー(BM)の人が悩むような事は

本来47歳以上の悩みだという事で、、、それを考えれば、

うまくできなくても、当然だろうと安心する事もできます(笑)


しかし一方で、若いうちからそのような経験をして、

悩んだり、苦労したりすることは、とても良い経験になります。


ぼくも、マネジメントは嫌いだし苦手だし向いてない。

と、ずーーーっと思っていましたが、どうしても役割上、

「やらざるを得ない」状況になって、悩みながらやり続けた結果、

5年くらいで何となく形になるようになってきました。

なので一生懸命5年もやり続ければそれなりにはなる...と言えるでしょ(^^ゞ


***

ところで、

「やらざるを得ない」状況ってのは社長だから当たり前だろ!

と思うかもしれませんが、これは社長に限った話ではなく、

みんなも同じ状況に置かれているんです。


というのも「やらざるを得ない」状況というのは、

自分がその役割を上手くやらなかったら、チームのメンバーが不幸になる

という状況だからです。つまり、ぼくの場合、

自分がマネジメントという役割を上手くやらなかったらDPGのメンバーが

みんな不幸になるという状況です。同じように、BMの人、DMの人が

自分がマネジメントという役割を上手にやらなかったら、

部門のメンバーがみんな不幸になるという状況なわけです。


だから、全く同じ状況です。


仕事というのは、やりたい仕事(want to do)と

やるべき仕事(need to do)の二種類があります。


ドラッカーがよく

「マネジメントはやるべき仕事をやらなければならない」

という事を言います。一見、この言葉は当たり前の当たり前すぎて

何の意味があるか分からない・・・というように感じますが、


人間は常に自分の「やりたい事」を優先させる傾向がありますから、

そこを意思力で「やるべき仕事」を優先させよ。

という事を言ってるわけです。


マネジメントに限らず、

どんなレベルの人もこのやりたい仕事とやるべき仕事

2種類があった場合、やるべき仕事をやってから、

やりたい仕事をやるべきです。


例えば、いま事業部の新人さんは、

必ずアシスタント業務を身につけてもらう事から

スタートします。これはやるべき仕事です。

一方、うちに入るような人は、マーケティングがやりたい

という人がほとんどですから、早くマーケティングの仕事を

やらせて欲しい・・・と考えるのは当然だと思います。


しかし、アシスタント業務もできないのに

マーケティング業務ができるかというと、

ほぼできません。マーケティングというのは、

アイディアや企画が全てです。


だから、良いアイディア、良い企画が作れれば

それでいいと思いがちですが、それは間違いです。


どんな良いアイディア、良い企画も

実行に移さないかぎりは、ただの夢想で終わります。


なので、その実行力として、

いろいろな"地味な"仕事が必要になるわけです。

今ではほぼ必要ないと思いますが、

ちょっと昔はHTMLの基礎知識なんかも、

あるとないとでは実行力が全く変わりました。

(今でもそうかな?)


なのでそれらをやってから、

「やりたい仕事」をやればよいワケです。


※個人的には人はできるだけやりたい仕事をやるべきだと

 考えています。なぜならその方が自発的に動いて(内発的動機と言います)

 結果的には、その道で大きな業績を上げるからです。


***


まぁ、とにかく若いウチから

やるべき仕事をやり、苦労するのはとても良いことです。

(ぼくなんかは、可愛い子供たちにどうやって苦労をさせようか

 悩んでいる今日この頃です・・・w)


間違いなく、47歳ではじめてマネジメントの悩みを持ちだした

人より、圧倒的に力がついてること間違いありません。


ただし目の前の事にベストを尽くしていれば、、、

の話ですけどね。ただただ漫然と時間を過ごしていたら

才能があっても成長なんかしないですよ。


玉琢かざれば器を成さず

とも言いますしね


※ すぐれた人も,学問・修養をしなければ有用の人になることはできない。

 たまみがかざれば光なし。瑠璃の光も磨きから。



ーおがわ