2015.06.29 Mon
ダイレクト出版
To: ダイレクト出版のみんなへ
From: 小川忠洋
先週は目標設定会議がありました。
ってか、米国から帰ってきたばっかりだったので、
ぼくにとっては、先週はそれしかなかったのですが・・・(^^ゞ
新しい人も入ってきているので、
改めて、目標設定の大切さをお話したいと思います。
ウチの文化は成果主義です。
年功序列でだんだんと給与が上がっていくのではなく、
その人の貢献度合い、出した成果によって上がり下がりがあります。
では、どのようにしてそれを決めるのか?
というので、最も重要なのは「目標設定」となるわけです。
あなたが上司との協議の上で設定した目標が、
あなたの成果を測るための指標となります。
目標が上手く設定されていれば、
評価はとても簡単です。なので、目標会議と評価会議
というのが四半期に一度ずつあるわけですが、
評価会議の方は実はとても簡単に終わります。
たいていのケースでは、OK,OK,OKとなって、
微調整が必要な場合や、特別な活躍、あるいはダメだった事
などがあった場合だけ、役員と事業部長で話あって決める
みたいな感じです。
しかし目標設定はそうはいきません。
まず、その目標が公平な目標なのか?
そして、その目標が方向性は合ってる?
という事を協議しなければいけません。
公平な目標とは、
目標設定は給与を決める行為と思いっきりリンクしてます。
なので、同じ給与レンジでは同じレベルの目標を持つことが
フェア、つまり公平だと言う観点です。
方向性とは、
あなたの目標が、部署の目標、会社の目的とリンクしてるか?
という事を考えます。例えば、この四半期、あるいは半期で、
タイピングの速度を30%アップさせたいというのは、
部署の目標、会社の目的とリンクしてるとは言えませんよね。
これは結構、難しい話で、
個人のやりたい事と会社としてやるべき事は、
違うことが多いのです。そしてぼくは個人がやりたい事を仕事として
やるべき、その方がパフォーマンスが高いと考えています。
しかし一方で、会社が評価する、
給与という対価を支払うのは、
顧客への貢献、組織への貢献です。
なので、目標として設定すべきは、
その両者が交わるところであるべきです。
そして目標設定とはある種、その交わるポイントを
探す行為かもしれません。言葉を変えれば、これは、
「やりたいこと」と「やるべきこと」の共通ポイントを探す
という事なのかもしれません。
ドラッカーも言うとおり
目標設定は決して簡単なタスクではなく、
とても重要な仕事なのです。
だからどんなに面倒くさくても、目標設定を
しっかりやっていく事がとても大切です