2015.02.18 Wed

ダイレクト出版

「自分の仕事に対するプライド」

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋



先日のBlogの続きです。 

「幼稚なプライド」を持っていては前に進む事が出来ない話をしましたが、

一方「自分の仕事に対するプライド」は必要です。


仕事に対するプライドとは、


同じマネージャーとの話で、彼はクライアントと

契約するときに簡単な条件で契約してしまったのですが、


その条件は、こちら側にとってアンフェアだな

と思いました。というのもセミナーの販売なのですが、

運営はクライアント側がやって

集客はこちら側がやる手はずなんですが、


集客は

ウチの顧客リストに

彼がセールスレターを書いて

セールスメールを書いて配信して、

うちのシステムで決済をする。


運営は

会場を用意して

セミナーを実施する。


と言う流れだったようですが、

内訳は売上の60%をクライアントに支払う

という内容でした。つまりこちらは40%もらう。


売上の40%と言うと、

アフィリエイトとして販売する

というのと同じくらいじゃないでしょうか。


もし、単純にメール一発流して、

アフィリするというのならいいんですが、

今回のケースは、

決済もこちら、セールスレターもこちら、

で用意することになります。


つまり、この取引に提供する価値(バリュー)は、

顧客管理システム

決済システム

セールスレターのクリエイティブ

カスタマーサポート

などなどの価値を提供するわけです。


これではアンフェアだなと思うわけです。


んで、ここからがポイントですが、

ぼくはアンフェアだと思いましたが、

彼はアンフェアだとは思っていませんでした。


それは何故かというと、

彼がいい人で、ぼくが悪人だったw

というわけではありません。


彼がこの取引に提供する

価値(バリュー)を認識してなかったからです。


ウチはこれだけのバリューを提供してるんだ。

という認識がなく、決済システムも

あるから使えばいーじゃん的な感覚です。


そして、これが言いたかった事なんですが、

そのバリューの中に「彼自身の仕事」が

入っていたということです。


つまり彼自身が

セールスレターを作って、

セールスメールを作って、

集客に責任を持つわけですが、


その仕事を彼自身がやるから、

「コストゼロ」と考えてしまったわけです。


みなさんんも是非考えてほしいのは、


「プロ」だったらそんな事するか?


という事です・・・


プロだったら自分の仕事や

自分の時間をタダ扱いするだろうか?


もちろんしません。


本当にプロだったら、

自分の仕事、自分の時間を

高く評価するはずです。


もしぼくだったら自分がセールスレターを作る

となったら、相応の価値を相手にも要求します。

なぜなら、プロだから、結果に責任を持つし、

ベストを尽くそうと一生懸命やるからです。


持って欲しい「プライド」とはこの

自分の仕事に対するプライドのことです。


ぶっちゃけ、このマネージャーと

同じレベルの仕事ができる人は、

世の中にそう多くはいません。


高額セミナーの集客ができる人は

そんなに多くいるわけではありません。


なので、彼の仕事は価値が高いはずです。


しかしその価値を彼は自らディスカウント

してしまっています。

ポイントは自分の仕事に

どれだけ「プロ意識」「プライド」を

持っているかという事じゃないでしょうか?


そして、取引条件は、

たとえばクライアントが30%とかに減ったとしても、

プロとして全力でクリエイティブを作る仕事をする方が、

結果的にはクライアントに支払う金額も多くなるはずです。


自分が自分の役割である仕事に対して、

一生懸命、プライドを持ってやっていれば、

相手に対しての要求も大きくなるはずです。


クライアントが手を抜いたり、

品質を妥協してきたら、

「しっかりやってください」

とハッキリ言えるはずです。


しかし、自分が一生懸命取り組んでないと、

相手の妥協に対しても簡単に受け入れてしまいます。

それはクライアントだけでなく、

一緒に仕事をしているメンバー全員に対してもそうです。


自分が一生懸命プライドを持って

仕事をしていたら、メンバーにもそれを

要求することができます。


しかしそうでなければ、

メンバーにその基準を要求することはできません。


もちろん、技術の習熟度が違いますから、

良いモノができるかどうかは、その人次第です。


しかし、どれだけ一生懸命やるか?

は、誰しも同じです。


多少下手でも一生懸命取り組んでるなら、

相手に対しても強い要求ができるでしょう。


持ってほしいプライドとは

このことです。


あなたは持っていますか?