2014.12.17 Wed
ダイレクト出版
To: ダイレクト出版のみんなへ
From: 小川忠洋
先週、グーグルの元CEOのエリックシュミットが
書いた本「How google works」を読みまして、
オモシロいなと思った事があるので簡単にシェアします。
グーグルと言えば、あなたはどんなイメージを持っているでしょう?
天才が集まる、技術集団?自由な社風?
どんなイメージなんですかね?
まぁグーグルと言えば世界で最高の企業の一つですから、
おそらく天才が作った世界最高の技術を
これまた天才が作った世界最高の戦略で、
無限にある資金を使って、WEBを制覇している。
みたいなイメージじゃないでしょうか。
個人的にはなんでこの本に惹かれたかというと、
その目次でした。見た瞬間、これは買いだと。
その目次はグーグルの経営のやり方を
如実に表しているもので、とても共感できるものでした。
どんな目次だったかというと、
はじめに
文化:スローガンを信じる
戦略:計画は間違っている
人材:採用は一番大切な仕事
意思決定:コンセンサスの本当の意味
コミュニケーション:高性能のルータになる
イノベーション:原始スープを生む
と言うような目次でした。
注目してもらいたいのは、最初に来ているのが
「文化」だという事。戦略やイノベーションよりも先に
企業文化の話をしているのがとても意味深だなぁと思ったわけです。
戦略は成功するかもしれないし、
失敗するかもしれないし、その時代、その時々によって
変わる、あるいは変えていくものですが、
(それは商品に関しても言えます)
それに対して、企業文化というものは、
変わるものではなく、ずっと存在し続けるものです。
そして、優良な企業というものは、
その企業、「独自の文化」というものを持っているわけで、
グーグルも例外では、なかったというのが印象的でした。
グーグル以外にも「独自の文化」を持っている
世界最高の企業と言えば、アップルですね。
アップルなんかは本当に濃いぃ文化を持っていて、
企業文化そのものを広告でアピールしたりしていました。
(Think Differentキャンペーンなど)
※昔はソニーも独自の文化がありましたが、
いまでは生きてるのかどうか....
なにが言いたいかというと、
われわれのやっているベーシックスやビジネスガイドなど
文化を定着させる行為は優れた企業を作る上で、
もっとも重要であるという事を再認識させられたという事です。
スタバ、P&G、サウスウエスト航空、マッキンゼー
その業界でNo.1で素晴らしい企業はみな、
すばらしい企業文化を持っています。
企業文化を持たない会社、組織は、
競合の会社と何が違うのか見分けがつかない、、、
というような感じじゃないでしょうか。
国でも地域でも、
文化とは、そこにいる人の考え方や常識を
形作るもので、それが独自であればあるほど
連帯感が強まり、組織として強くなります。
なのでわれわれは企業文化を
大切にしなければいけませんし、
大切に育まなければいけません。
企業文化を育む活動を重視しなければいけません。
それが、われわれが、
素晴らしい組織、素晴らしい企業になる礎です。
ーおがわ