2014.10.06 Mon
ダイレクト出版
To: ダイレクト出版のみんなへ
From: 小川忠洋
金曜日は目標設定会議でした。
目標設定会議は、とても時間がかかって、まぁ正直に言えば、
邪魔くさい時間ではあるんですが、毎回、終わった時には、
「とても良い時間だった」と思えます。
なぜなら、目標の設定の仕方によって、
その人の評価や、何よりその人の強み、才能を
活かせるかどうか?が決まってしまうからです。
その人の強みを活かして、
事業の目標を達成することができれば、
これ以上に楽しい事はありません。
評価は上がるし仕事はオモシロいわけですから。
恐らく、人生で最高の喜びの一つだと思います。
(才能を活かして何かにチャレンジして評価が上がること)
毎回、出されてきた目標を見ると、
時々、いい加減に作ったんじゃないか?というような目標があります。
忘れないで欲しいのですが、
目標設定をいい加減にやるという事は、
その四半期をいい加減に仕事する
というのと全く同意義です。
3ヶ月をいい加減に生きれば、1年をいい加減に生きる事になります。
それでちょっと気が抜けたら、あっとういう間に2年3年経ってしまします。
2,3年経ったら、同僚は圧倒的に成長して差がついてしまいます。
あるいは、新人がどんどん力を付けて追い抜かれてしまいます。
2~3年という時間はそんな時間です。
なのでまずは目の前の3ヶ月を真剣に取り組む
という事から始めましょう。
当人にとっても大切ですが、
目標設定は上司にとっても、とても大切な仕事です。
ドラッカーは経営者の6つの仕事という中に
「目標設定」を第一に上げました。
つまり、経営者の目標設定能力が高ければ、
メンバーはハッピーになって業績は上がるという事です。
目標設定なんかめんどくさいし、テキトーでいいだろ・・・
と思っている経営者の会社は、全く成長しないどころか、
衰退する、あるいは、優秀な人がどんどん流出する、、、
という事になります。
ところで「経営者」って小川さん、あんたの事だろ?
と思っていませんか?もちろんぼくの事ですが、
経営者を英語に訳すと
Manager
マネージャーだと言う事を忘れないでください。
マネージャーという単語は「管理者」という訳と
もう一つ「経営者」という訳があります。
ほとんどの人はマネージャーを管理者だと思っていますが、
事業をする上で、英語圏の人がマネージャーと言ったら
経営者の事を意味します。
管理は、経営者の仕事のほんの一部であって、全てではありません。
(ちなみに管理者はadministratorです。個人的にはmanagerを
管理者と翻訳したのは大きな間違いじゃなかったかな・・・と思っています)
つまり、マネージャーとは、与えられた領域を経営する人であり、
経営者である以上は、目標設定能力を高める必要があるという事です。
メンバーが活躍するためには、チーム力を出すためには
マネージャーの素質が非常に重要です。
良いマネージャーの下のメンバーは、成長するし成果を出せるし幸せです。
悪いマネージャーの下のメンバーはとても苦労します。
事業の成長は、メンバーの成長なくして
達成することはできません。
なので、事業規模をより大きくしたいのであれば、
より良いマネージャー、経営者になるしか道はありません。
ちょっと長くなるのでこの話の続きはまた後で。。。