2014.08.25 Mon
ダイレクト出版
To: ダイレクト出版のみんなへ
From:小川忠洋
今週は、事業部門合宿があります。
事業部のリーダーの方はレポートをきちんと
書いてきてくださいね。
レポートを書くというのは、
一見、時間のムダじゃないか?という風に
感じるかもしれませんが、全くそんな事はありません。
ほとんどの人は自分の考えは正しく、
理屈が通っていると思っています。(ぼくも含め)
そういった考えというものは、
頭の中にぼやーっと存在しています。
しかし、一旦それを人に説明するとなると、
全然、論理的じゃない、あるいは、そもそも説明できない
なんて事がよくあります(ってかほとんどです)
あなたもこんな経験ありますよね?
何かの本を読んで、内容が分かった。
と思っていても、人に聞かれて、
説明しようと思ったら、しどろもどろになって、
あれ~~~???
みたいな。
これは、自分の考えがまだまとまってない証拠です。
それを文書化すると、
自分の考えに足りない部分とか、
論理が飛躍している所とか、
そういう事がよく分かるのです。
人間の思考はイメージでするのではなく、言葉でします。
言語化することによって、その考えは、
論理的な考えにすることができ、人に伝える事ができます。
こういった「論理的思考力」ロジカルシンキング
というスキルは、仕事でめちゃくちゃ重要です。
論理的思考力が高ければ、
仕事をする上でも、間違った判断をする確率が減ります。
職種が上流に行けば行くほど、とても大切です。
そして、この手のスキルは、いくら習っても、
自分でやって経験するより上達する方法はありません。
なので、今のうちから、何度も何度も、こういう稽古をしておけば
あなたがもっと大きな仕事をする時に、とても役立つわけです。
なのでレポートを作らせているのは、
ただ単に情報共有が目的ではなく、各人の
論理的思考力のトレーニングも兼ねています。
これが度が過ぎて、レポート作成ばかりで
実務が全くできてない、、、となれば本末転倒ですが、
現状のウチでは、まだまだ足りない状態です。
なので、事業部門合宿に限った事ではありませんが、
自分の意見や考えを文書化する事は、
練習しておいて損はありません。