2014.08.22 Fri

ダイレクト出版

意義ある仕事

To: ダイレクト出版のみんなへ

From: 小川忠洋



「マリブに家を買ってから合流します!」


先日、あるイケてる社長と将来の話をしてた時のこと。

彼は今の会社を上場させるつもりで、あるプロジェクトを

(ソーシャル系のアプリ)やっています。


そして、そのプロジェクトはそこそこ話題になりつつあり、

もしかしたら、大ヒットするかもしれないという予兆もあります。

(ぼくも最初は、ムリだろ...とおもっていましたが、

 最近の動きやデータを見ると、もしかして...と思うようになりました)


上場して、がっぽりお金儲けて、

海外移住して、マリブに家買って、、

みたいな事を冗談半分で話していました...


残り半分の本気は、

いまの日本の現状にとてもフラストレーションを

感じていて、何とかしないとダメだろ、、と

思っているようです。


そんな彼に冗談半分で、ぼくも言いました。


「スグに退屈するから帰ってこい」


マリブに家買ってゴージャス、リッチな生活を

送ったとしても、スグに退屈になるから、

日本に帰ってきて、働けと。。。


彼は返答に困ったようでした(笑)

自分自身でも薄々分かっているのかもしれないけど、

明確な目標があった方が良いと思っているんだと思います。


さて、チャットで話していたので、

その時には、単純に時間がなくて言えなかった事を

なぜか方向転換してあなたに言ってみたいと思います(笑)


「自分が死ぬときに何て思われて死にたいのか?」


彼はすんごい豪邸建てた男だった。。。

超リッチだった。。。

優雅な生活を送っていた。。。


なんて言われたいのか?


もちろん、誰もそんな事は言われたくないでしょう。

死ぬときは、その人が何を持っていたか?(have)

ではなくて、何をやったか?(Do)であったり、もっと強いのは

どんな人だったか?(Be)ではないでしょうか。


では、ぼくらが本当に考えるべき事は、

この人生で、何を手に入れるかではなく、、、

何をやるべきか?どんな人間になるべきか?


という事ではないでしょうか。


人間は自分のやっている事、生きている人生に

「意義」を感じたい生き物です。

意義を感じたり、自分の能力が試されたり、

何かに尽くすことで、人は充実感を感じます。


そして、自分の人生の「意義」は、

自分で見つけないといけないものです。


んで、またコレが難しい課題です。

どれくらい難しいかというと、これくらいです


われ十有五にして学に志し、(学問の道に入る)

三十にして立ち、(学問に対する自分なりの基礎を確立)

四十にして惑わず、(何が起きても動じず)

五十にして天命を知り、

六十にして耳順い、(人の話を素直に受け入れ/何を聞いても動じず)

七十にして心の欲するところにしたがいて矩を越えず

(心のおもむくままに行動しても道理を外すことがない)

by孔子


つまり、、、

「志学」15歳の時に「なんかやってやろう」と志を持つ

「而立」30歳で知識を備え、仕事が一人前にできる

「不惑」40歳で自分の人生で迷うことがなくなり

「不或」40歳で今までの道とは区切りをつけ別の道にチャレンジし

※こっちだという意見あり

「知命」50歳で自分の生きる道を知り

「耳順」60歳で他人をすなおに受け入れることができ

「従心」70歳で自分の思った事をそのままやっても大丈夫になった


こんな感じでしょうか?

何が言いたいかと言えば、自分の人生の意義を見つけるのは、

40歳か50歳くらい?というようにも捉えることができます。


ちょっとぼくの考えも入れると、

20代は死ぬほど働いてスキル、能力を身につけ

30代でその能力を持って、自立して、いろいろな経験と共に

自分の人生にどんな道があるのか?を考え出す。

40代でその考えに一旦、答えを出す


みたいな感じかなと思っています。


ぼく自身も自分の人生の意義が見つかりそうなのは

つい最近です。会社の存在意義を見つけるのにも、

何年も何年もかかりました。


(知識という武器をつかって、

 教育という事業によって、貢献するという事です。

 これ以上に意義ある仕事はなかなか見つからないと思っています。)


だから、もしあながが

「意義って言われたって、今、そんなものないよ。」

っていう状態は、ごくごく自然なことです。

冒頭の社長もまだ見つけてないのだと思います。


が、大切な事は自分の人生の意義は、

あらかじめ与えられたものではなく、

自分で見つけ出す、創り出すものだという事です。


自分の中で答えが見つかるまで、

5年、10年かかるかもしれません。

しかし大切なのは考えるのを止めず、考え続けることです。


そして目の前の事を一生懸命やって、

何かが見つかった時に、それを実行可能な

能力を身につけることです。


そしてあなたの人生の意義と、

いまの会社の存在意義が、完全一致はしないでしょうが、

重なる部分があれば、きっと、この仕事は

あなたにとって最高の仕事になると思います。


では、遠い将来の話をしましたが、

今週も、一緒にがんばりましょう♪