From:小川忠洋
先週の会議中、業績アップで盛り上がっている中、
マネージャーの1人が会社の抱えるリスクについて
意見、というか発言をされました。
他のマネージャーは、
マジで?そんなリスクがあるんかいな?
というようなリアクションでしたが、、、
まぁそんなリアクションはどうでも良いんですが、
今回のそのマネージャーの行動が素晴らしいなと思いました。
というのも、みんなが盛り上がってる中、
会社が抱える問題について聞かれてもないのに
話をするのは、難しいことだからです。
やっぱ誰だって嫌な話はしたくないわけで、
大きな問題からは目を背けたい、
楽しい話だけしていたい、、、これが自然です。
しかし、それを「臭いものに蓋」で
目を背けてたらどうなるか???
ある日、突然、惨劇が起きるわけです。
「自分が知っているからには伝えないといけない」
と考えたわけですよね。
そこで黙っていたとしても、
何も問題なかったのに、あえて嫌な事を言うわけです。
これがまさに
「真摯さ」
というものです。
不都合な事、問題を知ってるけど
黙っている。というのはドラッカーの言う
「知りながら害をなす」
というもので、害悪です。
何もしないこと、何も言わないことが
害悪になる行動なわけです。
誰だって一緒にわいわいして楽しい時間を
過ごした方がいいに決まっています。
それを乗り越えて、問題に向かい合うというのは
勇気のいることです。
これは、会社の問題だけではありません。
あなたの日々の行動にだって表れます。
「これ、問題じゃないかな、まずくないかな、、」
と思っていても、言いずらいので黙ってる。
という行動を一度や二度はしたことがあるでしょう。
しかし、悪いニュースや悪い情報が伝わらない組織は
とっっても危険な組織です。そのような文化は
危険な文化です。
黙っていて「聞かなかったじゃん」というのは、
会社の飲料水に有害物質が混入してるのに
貼り紙をなにもしない、自分は飲まずに
水を飲もうとしてる人を傍観するようなもんです。
率直に問題をテーブルに出し、
それについて協議、対策できる状態を
そういう文化を育むことが大切です。