2014.03.25 Tue
ダイレクト出版
From:小川忠洋
先週、デザインチームでは1日会議をしてました。
報告を聞く限りは、
非常に有意義なミーティングだったようです♪
ぼくは現場にいなかったので、
詳細はこれから聞こうと思いますが、
何より、自主的にこのような会議を持ったことが
非常に素晴らしいなと思います。
その会議に先立って、吉川君と、
ちょっと話してたことがあります。
というのは各個人のキャリアの話です。
というのも、いまの時代、30年後も同じくこの会社で
働いていると言うことはめちゃめちゃ確率の低いことです。
だいたい30年後には会社が"存在してる"方が
圧倒的に低い確率なわけです。
(統計情報を取ればおそらく1000分の1以下です)
もちろん、われわれは
そんな事にならないために、ベストを尽くして価値を生み出し
保守的に危機に備える・・・という事をやるわけですが、、、
会社が「ある」「ない」の確率ですら
そんだけ低いわけです。
でも大抵の人はその
1000分の1の"存在している"が当然起きるもの、、、
と思い込んで、日々の備えを怠ります・・・
30年後、
20年後、
10年後、
あるいはもっと身近に
5年後、、、
当然、会社があるものだ。
当然、自分の仕事はあるものだ...
と考えてしまいかちです。
(というか逆で「そうじゃなかったら・・・」
という事を考えようとしない、、というのが現実でしょう)
会社はなくなるかもしれない。
5年後10年後は自分の仕事はなくなるかもしれない。
5年後、10年後には、
自分はこの会社を辞めて他の会社で働こうとしてるかもしれない。
(=外の市場にさらされるということです)
この方がよっぽど現実的なのであり、
それに対して、対策を考えておく必要があります。
会社としては対策を考えます。もちろんそれが経営者の仕事です。
一方、個人のキャリアを経営してるのは自分自身です。
なので、自分自身で将来のキャリアのことなど、
考えなければいけません。
自分の事なので、他の誰も考えてくれません。
自分が考えなければ、備えがない状態で冬を迎えるような
アリとキリギリス状態になってしいます。
彼と話してたのは、
「10年後どうなりたいのか?」
という話です。
現実を見つめると、
WEBデザイナーという職種自体は、
残念ながら、上記で言っていた
「当然、自分の仕事はあるものだ」
にあたらなくなってきています。
ウチの会社の中にいるともちろん、人手が足りなく
必要とされているのでそんな事は感じないかもしれませんが、
一歩、外の世界に出ると、もう完全な価格競争で、
昔はHP作るのに高額な料金をチャージできてましたが、
今では、ホントに安くなってしまっています・・・
さらには、技術革新で、
HP自体が簡単に作れるようになり、
HTMLの知識なんか、将来は要らなくなるんじゃないか、、、
というような大きな流れがあります。
これはどういう事かというと、
HTMLなどの特殊技術が価値が下がってきてる
という事で、それはつまり、WEBデザイナーの
仕事が減ってくるという暗い未来の予兆です。
これが現実で、
この現実にどう対処するか?
という事を個人個人が考えないといけません。
というのも、今、中小のWEBデザイン会社が
価格の叩き合いをやってるときに、
一方で、ぼくの友人の会社に頼むと、
サイト制作もろもろで
1000万円~
の価格帯です。
(正直、マジで!?と思いましたw)
その会社は圧倒的なデザイン力(おそらく日本一)
があるので、価格競争にならないのです。
普通のWEBデザインの業界にいるのではなく、
ルイヴィトンとかシャネルとかのデザイナーと
同じような感じの価値創出なわけです。
なので、独自の価値創出ができれば、
業界自体が、市場自体が、どんどん縮小して
暗くなっていっても、いくらでも活路はある
という事です。
余談:
ちなみにそんな圧倒的なデザイン力をもった会社でも
「
という意識があったので、僕のセミナーに参加して、
コピーを学んでいました。
ま、そういう感じでデザインは神の領域、
そこにセールスコピー力も加われば、
クライアントに提供できる「価値」は他社とは比較にならないし
ただの制作会社ではなく、「結果」を出せる会社になります。
※気づいてほしいのはそんな神のデザイン力があるところでも
危機感を感じてセールスコピーなど別の価値要素を探していたとい
余談おわり:
これを会社の経営とかの話だと考えないでください。
これは個人のキャリアの話、自分自身のキャリアの話です。
少し長くなってきたから、分けて書こうか。。。