2014.03.05 Wed

ダイレクト出版

チームプレー

From:小川忠洋



「個人プレーかチームプレーか?」

という質問に


「チームです!」

とマネージャーが即答してたのがとても印象的だった。。。


今回、このような快挙を成し遂げた事で、

「なにが違うんだろうか?」

「なにがこれを可能にしたんだろうか?」


という事を考えていた。

それで、事業部合宿での発表などを

思い返していたんだけど、


おそらくこれは、

マーケティングの成果

というよりも

マネジメントの成果

が大きいんじゃないかな、、、と思った。


というのもこの部門は

目標を全部のメンバーが明確に意識してて

さらに各メンバーが能力を発揮できる体制に

なっているような感じがする。


もちろん、個々のプロモーションなどが

上手くいった、上手くいかない

というのはあるだろうが、


結局のところ事業部全体で見ると、

それらは確率論で、上手くいくものもあれば、

失敗するものもある。


そして上手くいく確率を上げるためには、

個人プレーでやるよりチームプレーを

したほうがいい。。。


特に広告やマーケティングの世界では、

個人の才能が発揮されるもので

個人の職人芸だという風潮がある。


しかし個人の職人芸の領域に

チームワークを入れると、

確率的には遙かに大きな成果が出る。


ちなみに投資の世界の話で、

ディーラーなんかもそうみたいだ。


米国のある投資銀行では、

個人プレーの多いディーラーという職種で

チームプレーを導入したら業績がかなり上がり、

しかも業績にブレが少なくなったそうだ。

(もちろん導入にはかなり時間がかかっている)



ベーシックスには「チームで成果を出す」

とあるが、まだまだウチは個人プレーの文化が

強く残っていると思う。


それを意識的にチームプレーに

もっていけば、今回のように

より大きな成果が出せるんではなんだろうか。


。。。


ちなみに、この部門がチームプレーができたり

マネジメントが良く出来た要因はおそらく、

2トップになったからじゃないかと思う。


もちろん、マネージャーが優秀だった

というのもある。


が、それでは他の部門の参考にならないので、

仕組みとして何が良かったかを考えてみると、、


マーケティングのtop

マネジメントのtop


という体制が良かったのかなと。

というのも、以前にBlueprint to Billion

という本を読んでいて、、


この本は短期間で売上Billion(1000億円)

いった企業を調査していった本なんだけど、


その本の中で特徴的なマネジメントチームとして

会社の外向きのtopと

会社の内向きのtopと

二人のトップが二人三脚でやっている


という事が分かったそうだ。


ヒューレットとパッカード

ビルゲイツとポールアレン

スティーブジョブズとウォズニアック


日本で言えば、

本田宗一郎と藤沢武夫

盛田昭夫と井深大


って感じだろうか。

外向きの社長は、外から顧客を取ったり

アライアンス組んだりetcと、

いわゆる会社の代表っぽいことをする。


一方で内向きの社長は、

社内で従業員がきちんと仕事ができているか、

規律が守られているか、などなどを

見ていったりする...


そう考えると、ウチの事業部運営も

2つの顔が揃うと、とっても上手く

運営できるのかもしれないね。


なんて事を考えてみた...


つらつらと書いてしまったが、

話を戻してみると、


個人プレーをいかにチームプレーにするか?

ってことだと思う。