2013.05.28 Tue
経営
To:ダイレクト出版のみんな
From:小川忠洋
先日、マーケでセミナーをやった時の話。
そういや最近セミナーが増えて段取りが
よくなったなぁ~と感じた。
しかし気になることがあった。
マーケティングを担当している
3人が「受付」としてセミナーに参加していたことだ。
つまりこれは、
3人分の仕事が停止してしまうことになる。
彼らにも言ったことだが、
ぶっちゃけこの仕事は代役はいくらでもいる。
オレのセミナーとかなら
なんならオレ一人でもまわせる。
(さすがに一人は若干寂しいので一人くらいいて欲しいが。。。)
ここで重要な判断基準は
「顧客にとっての価値はなにか?」
である。。。
ウチの顧客は
セミナーでの対応や
受付のスムーズさ、雰囲気の良さ、
などに対して価値を感じているだろうか?
恐らく感じていない。
顧客がウチのセミナーで
価値を感じるのはコンテンツである。
さらにもう1つ言えば、
そこで出会える他の参加者である。
セミナーってのは
価格が高くなればなるほど、
この傾向が強くなる。
なので、どれだけ運営を上手く
やったとしても、コンテンツがダメなら
顧客は価値を感じない。
どれだけ運営が下手でも
コンテンツが良ければ、
顧客は価値を感じてまた来てくれる。
ここが重要なポイントだ。
顧客が価値を感じる所で
サービスの質を上げていく必要がある。
コンテンツの質を上げるにはどうすればいいか?
他の人たちとのつながりをもっと提供するには
どうすればいいか?
こういうことをベースに
サービスを提供しなければいけない。
3人分の仕事が止まるということは
エライコッチャである。
おれはこの3人に最高の受付になって欲しいとは
思わない。最高のマーケティング担当に
なってほしいと考えている。
なので、それ以外のことは
できるだけしてほしくない。
一方で、顧客に会うことで、
顧客の情報を知れる、顧客とのつながりを
作れる、、、というメリットもある。
これは、まさにマーケティング担当が
やるべき仕事である。
しかしそうであるなら、
もっともっと顧客と話さなければいけない。
それを目的として、参加の方法を
考えなければいけない。
例えば、受付はどこかのバイトに頼んで、
自分は懇親会だけに行ってじっくり聴き込むとか、
セミナー中も機会があれば、話しかけて
いろいろとヒアリングするとか。。。
そういう行為が必要だ。
そういう行為をすれば、
マーケティング担当としてのレベルがあがる。
それは成果につながる。
結局のところ、
顧客に対する価値提供=成果
につながる。
顧客を知れば知るほど、
何に対して価値を感じているか?
が分かる。
それに対する価値提供活動が、
イコール成果である。
だから、みんなも考えて欲しい。
顧客の感じる価値はなにか?
それに対して、今の仕事はどれだけ
貢献しているのか?
ルーチンになってしまっているが、
実は顧客の感じる価値とは関係ない仕事などはないか?
常識を疑って、現実を見よう
おがわ