2013.03.30 Sat

ダイレクト出版

ダイレクト出版は自由?

みんなご存知のように、

ウチの会社は結構、自由な感じである。。。


自由なのか放置なのかwは置いといて、、、


個人的にはこんな自由な感じを維持していきたいと思う。


しかし自由と言うのは「楽」なわけではない。

むしろその逆で、自由であるというのは、

拘束されているより、よっぽど難しい。


例えば、成果を出して上のレベルに行けば行くほど、

仕事の自由度は増える、、、何をやるべきか?

ほぼ自分で決めることができる。


しかしそれは逆に言えば、

「自分で決めなければいけない」

という事である。


「自由だからテキトーにサボればいいや」

と思って仕事をしていれば、もちろん成果は出なくなる。

成果がでなくなれば、自由もクソもない、

その人には仕事がなくなる...


だから、サボる事はできない。

1日や2日できたとしても長期的にはできない。


逆に言えば、上司が何をやるかを

決めてくれてるのは「楽」だとも言える。

(もちろん嫌な仕事もあるだろうが、

自分の意志で嫌な仕事を選ぶ事は非常にハードだ)

なぜなら、自分の意志力を使う必要がないからだ。

決まってるものは決まってる。

だからやらなきゃいけない。

こんな時は意志力はそんなに必要ない。

(ルーチンワークがPJワークに比べて簡単なのは、

 こういった意志力が必要ないからではないか?)


自由度が増せば増すほど、

「意志力」が必要になってくる。

自分の意志で、自分の習慣や生活を自制して、

自分の意志で、仕事を完了させなければいけない。


なので自由とはとてもハードな事なのだ。


自由には責任も伴う。


会社で言えば、かなり自由度の高い

営業部門のマネージャークラスには、

完全な利益責任が伴う。


他から見ると、自由に好き勝手やってるように

見えるかもしれないが「利益責任」がある以上、

売上・利益を上げなければ、残念ながら、

彼らの仕事はなくなる。


なので、自由になれば、

自分の知識や能力をフル活用して、

仕事で成果を出さなければならなくなる。


誰も注意してくれない。


そんな中で意志力を発揮して、

成果を上げるのは簡単な事ではない。


そして成果を上げるためには

チームで仕事をしなければいけない。

だからチームの見本とならなければいけなくなる。


自由だけども見本にならなきゃいけない。

こうなるとさらに意志力のハードルは上がる。


サボってる上司は見本にはならない。

そのような上司の元ではチームの生産性は下がる。

だから自由度は上がった結果、

求められる成果は大幅に上がっている

この事を忘れてはいけない。


自由には責任がある。


責任を果たせば、自由で良い。


ウチの会社は、クリエイティブで回っている。

だから自由な文化は持続しなければいけない。


しかし自由な文化を持続するためには、

強い責任意識が必要ではないか。


小川忠洋