2012.05.08 Tue

経営

ロイス・クルーガーに教わった事



To:ダイレクト出版のみんあへ
From:小川忠洋

「相手を理解する・個性を活かす」

昨日、コミュニーケーション能力は
チームを動かす能力である...と言う事は
話したと思う。

ぶっちゃけコミュニーケーション能力が高ければ
専門知識・専門的なスキルがなくても、充分に成果を
出すことはできる。(ま、実際はそういう人は頭がいいので
専門スキルもどんどん身につけるんだが、、、)

そして、コミュニーケーション能力において
最も重要なのは、相手を理解することだという事も。

ほとんどの人は
自分の立場・意見・考えを理解して欲しい
と思うばかりで、相手を理解しようとは思わない。
そんな事はない。と言うかもしれないが、
本当に自分の事を理解してもらいたいという気持ちと
相手を理解したいという気持ちがフィフティ・フィフティで
バランスがとれているか?

自問してほしい。

7つの習慣では
「理解してから、理解される」
というテーマがある。

つまり、自分を理解してもらうのは後で
相手を理解する事が先にくる。と言うこと。

以前、ロイスに聞いた話だけど、
ロイスがフランクリン・コヴィー社を
やっていた頃、同社の別部門の副社長と
(息子の方のコヴィーとおもわれる)
部門間の対立的な問題が起きたそうだ。

彼は国内の営業部門を率いていて、
ロイスは海外の営業部門を率いていた。

そんな中、利害衝突があったんだろうが、
その時の問題解決法がすばらしい。

まず、2人は1:1で話しあう場を設けた。
ここでお互いの主張や意見を述べ合う。

「どっちから始めようか?」

とコヴィーが聞いて、

「私からはじめよう」

とロイスが答えた。

ここまでは普通にある光景だが、ここからが違った。
普通、どっちから始めようと言ったら、"話す方"の事を
指すだろう?じゃあ、オレから話すよ、、、みたいに。

ところが、彼らは違った。
どっちから始めようと言ったら
「聴く方」の事を指していた。

つまり、私から始めようと言ったロイスが
聞き手に回った。国内営業部門の主張や抱えている問題などを聴く。
メモを取りながら、時には質問を入れながら、、、
相手の真意を理解しようとした。

相手に「あなたが抱えている問題はこれこれこうで合ってるか?」

という確認を入れた後、選手交代。
今度はロイスが喋って、コヴィーがメモを取って聴く。

お互いの抱える本当の問題を
理解し合った後、衝突していた問題は
スグに解決した。

これは、「聴く」「理解してから理解される」
という価値観が文化としてその会社に根付いている証拠。

われわれの会社でもこういう事を
文化として根付かせなければいけない。

その第一歩は、自分自身の心がけから。
行動の変化からである。

少なくとも、今週いっぱいはその努力をしてみよう。

ところで、
ウチで販売しているロイスの
「究極のコミュニーケーション」
は素晴らしい教材なので、誰もが一度は
見た方がいい。

そうだ。ライブラリーに
入れておこうか。飯村くんよろしく♪
20個くらい取り寄せて入れといて。

小川忠洋