2012.04.12 Thu

経営

お金の話

From:小川忠洋 ダイレクト出版
代官山のスタバより、、、

幸いな事に僕の周りには、ビジネスでそこそこ儲けた人が多い。まあ、当たり前と言っちゃ-当たり前なんだが、マーケティングを学んで、それを自分の事業に活かせば、大抵、売上が上がったり利益が上がったりする。

理由は簡単。レスポンスを読んでいるあなたには信じられないかもしれないが、世の中には「マーケティングって何だ!?」「商売は根性だ!」「いい商品を作れば、人は集まってくる」と思っている人が、めちゃめちゃ多い。

そんな中で、学んだ事を実践すれば、大抵の場合うまくいく。

あなたの業界を見てもらえば分かる。業界の集まりなんかに行ってみて、社長の話を聞いてみれば分かる。

「このヘッドラインがどうこう・・・」

「この広告は上手くいった・・・」

「あのオファーは反応がいい、この媒体はどうこう・・・」

みたいな話はほとんどないだろう。ほとんどの人が、全く別の話をしてるんじゃないだろうか?だとしたら、あなたにはとてもいいチャンスだ。僕の友人でも、ハッキリ言って、そんなに上手いセールスレターを書くわけではないが、DMを送って大儲けしている人がいる。なぜか?他の人がやっていないからだ。

しかし、今日話したいと思う事はマーケティングの話ではない。

もっと大切な、「お金の話」である...

「お金は、拡大鏡」と言われる。お金をたくさん持つと、その人、本来の正確が余計に出る。傲慢な正確ならより傲慢になり。ケチならよりケチになる。僕は、自分の周りの「稼いだ人「成功した人」に言いたい。

「成金になってはいけない。」

お金をちょっと稼いだからと言って、美女と豪遊したり、しょーもないエゴや見栄を満たしたり、そんな風にならないでほしい。稼いだ金額を自慢するのは、器の小さい証拠である。

1億稼いで、それを自慢するようなら、自分はたった1億の器だったという事になる。より大きなビジョン、より大きな成功を夢見ている器の大きな人にとっては、1億稼いだなんてのは、自慢にもなんにもならない。

人間、死ぬ時になったら、いくら稼いだか?なんてのは全くもって無意味になる。誰かの葬式で、「この人の生涯収入いくらだったんですかね?」なんて事を聞けば、確実にヒンシュク間違いなしだ。

葬式で聞かれるのは「この人はどんな人だった...」という事である。つまり、「どういう人間であるか?」という事が、人生における最大のテーマではないだろうか?

お金は大切だし、稼がないといけない。しかし、それは道具にすぎない。長い目で見れば、お金はいくら稼いだかではなく、どんな事に使ったか?によって評価される。

それよりも、どんな人間になるか?という事が大切だ。人に覚えられるような人間にならないといけない。人に覚えられるためには、いかに人格を磨くか?である。

ビジネスをやる事業をやる会社をやるというのは、人格を磨くために最高の場所である。毎日、毎日、いろんなトラブルはあるし、解決策の分からない問題だらけだ。

おれはコレをやったんだぜ!と言えるような事業を作れ。人に自慢できるような事業を作れ。子供に自慢できるような事業を作れ。

お金は道具。

それに溺れるなら、あなたもその程度。

ー小川忠洋